調理師学校といえば、辻調というくらい、辻調理専門学校は有名であるが、国立に、生徒さんが将来に向けて、ケーキやパンを作って売っている店がある。
アトリエ辻東京というらしいが、営業時間も12:20から17:00と短め、しかもなくなり次第終了。
やっている日にちも、週に二日とか、少ない。
食べてみたのだが、生徒さんといえども、馬鹿にできないなかなかおいしい味だった。
国立といっても、谷保のほうが近い。
店舗は、販売スペースよりも、製造スペースのほうが広い。
実践する練習場なので、そうなるのだろう。
夫は何度か買いに走って、買えなくて帰ってきたことも。
将来のパティシエががんばっている場所ということで、応援したくなるが、しっかり、お金も取り、実践する場があるというのは、さすが、辻調といったところか。
製作している場所も見れるというから、見て、様子を感じながら買っても面白いかもしれない。
普通のケーキ屋というわけではないから、特徴あるお店として、紹介しておきたい。
プロを目指しているのだから、妥協を許さず、一工夫も二工夫もあるお店を目指してほしい。
学校の一部に、販売スペースがあり、学校の二年生が作って売っているという。
お店は小さいが、入場制限があるそうだ。
ケーキも一個300円くらいからと、練習用だから、価格も安めに設定してある。
焼き菓子も扱う。プレゼント用にもしてくれるというので、話のネタに、お土産にしてもいいかもしれない。
調理師学校の生徒さんが売っているお店は、なかなかないから、家の近くにこういうお店があるのも楽しめる。
クリスマスには、シュトーレンも売るそうだ。
なかなか、本格的だ。
国立祭りでは、生徒さんが学んできたものを発表する場だそうだ。
調理を提供して、来場者の反応を見るそうだ。
立って食べたり、コースを提供するお店も出るそうだ。
未来のパティシエのかぶっている帽子が新鮮だ。
「学生の講習会」もあるらしく、学生が教壇に立って説明するそうだ。
常に、実践を意識した学校であることがうかがえる。
卒業したときには、一人前のパティシエとして卒業できるように配慮されたカリキュラムなのだろう。
辻調では、基礎が学べるというから、そこから、海外に修行しに行ってもよし、どこかのお店で、徹底して、実践を学んでもよし。
いろいろ夢は膨らむだろう。
それぞれのパティシエが、自分らしく、生きていけるのを助ける学校であればいいのではないか。
パティシエの最終目標は、たいてい、自分らしいお店を持つことであると思うが、辻調で学んだ基礎を活かして、発展させていってほしいものだ。