渋谷から、徒歩8分程度のところにある、ヴィロン。
9:00~21:00まで営業。日曜も営業している。無休。
パンに詳しい方なら、一度は耳にした事のあるお店かもしれない。
ここのモーニングが、バケットに、何種類ものジャムを用意してくれて、1500円。
並んで食べるほどの人気ぶりだ。
菓子パンも選べる。
どのパンを食べてもおいしいのだが、一緒にいった母は、甘いパンだねと言っていた。
モーニングは、朝から、贅沢な気持ちになれる。
コーヒーは、おかわり自由だ。
1階が、パン売り場、二階が喫茶である。
帰りに、1階で、パンを自由に選んだ。
個室もあるそうだ。
パリを意識した店内。まるで、そこだけ、パリに行ったような印象を受ける。
パリのバケットコンクールで、優勝した経歴もあるそうだ。10年間で7回も優勝経験を持つそうだ。
シェフは、牛尾さんといって、パンの国際コンクールなどで、審査員を務める。
渋谷店だけでなく、丸の内店もあり、銀座店もあるそうだ。
本場パリにもブーランジェを出店予定だそうだ。
小麦がフランス産だから、もっちりして、小麦だけでも味があり、おいしい。
ワインも同時に楽しめるそう。
小麦輸入元は、レトロドールとか。
パンに興味ある人なら、一度行ってみる価値ありだ。
店内でゆっくり食べたら、そこはパリの一角だ。
サンドイッチもおいしい。中味がしっかりしていて、食べ応え充分だ。
渋谷の一等地で、これだけの実力のあるパン屋もなかなかないだろう。
そのパンは、毎日食べても飽きないという。
兵庫の食品会社の社長が、パリのバケットを、日本でどうにか再現できないかと、フランス老舗のヴィロン社と提携したことから、日本のヴィロンは生まれたそうだ。
ここのバケットを食べるとパリのパンがいかにおいしいかがわかる。
もう、そこらへんの日本のメーカーの作るパンは食べられなくなる。
舌が覚えてしまうことは、恐ろしい楽しみだ。
サンドイッチのプーレロティは、丸鳥を蒸してほぐし身にしたものと、キャロットラベをサンドしている。そのバランスがよくて、おいしいのだが、人参は、フランスの家庭料理でもよく使われるとか。
フランスの家庭料理も、パンを通じて味わえるなんて、なんて贅沢なのだろう。
ここにくると、パリに行って、本物のパンを食べ比べてみたくなる。
水まで、フランス産を使っているそうなので、フランスの味の再現はできているのだろうが、本当に再現できているか、試したくなるものだ。