突然知人や親戚家族が亡くなった場合、その方がキリスト教を信仰していて教会で葬儀をすることになっていたらあなたならどうしますか?
仏式とは違いがあることはわかっていてもどんな感じでお通夜や葬式に参加すればいいのかわからないと思います。
今日は教会で葬儀する場合の気を付けておきたいポイントや豆知識を紹介したいと思います。
教会の葬儀で、気を付けたいことは?
まず、ご家族などにお悔やみの言葉はいいません。
なぜなら、キリスト教では死は誕生を意味しているので仏式のように「この度はご愁傷様です」とは言わずに「天に召された○○さんの平安をお祈りします」とか、「○○
さんに神様の平安がありますように」という感じです。
教会の葬儀のお花料は?
また、お香典も香をたかないのでお香典とは言わずにお花料といいます。
金額の相場は、知人や上司などの場合は5千円から1万円で親戚や家族なら2万から5万だそうです。
袋はお花料と書かれた封筒も売っていますがなければ白い無地の封筒でもかまいません。
渡すタイミングはお通夜のことを前夜祭というそうですがその時に渡すそうです。
また葬式のみ出る方は葬式で渡します。
そして、供花(きょうか)という花籠を持っていく場合もキリスト教では多いです。
供花やお花料は家族から断られる場合もあるので事前に家族の許可が必要になります。
教会の葬儀の持ち物や服装は?
仏式と同じなのですが数珠はいりません。
服装も黒を基調とした服装で構いませんが皮カバンは、タブーです。
殺生を意味するからだそうです。
また、リクルートスーツのようなスーツは葬儀屋の社員さんと間違われると困るので避けたほうが無難です。
式のやり方
賛美歌を歌うので案外退屈しないです。
小さい子供連れでも参加は可能です。
知り合いが乳児を連れて参列したことがあるのですが歌を聞いて気持ちよくなってすやすや寝てて助かったそうです。
仏式のようにずっと座ってお坊さんのお経を聞いているとかではなくて牧師さんが言葉を述べて歌も入るという感じで足がしびれたり落ち着いているのが辛かったりは
なさそうです。
私も、高校時代の友人が亡くなって15年くらいの時にその友人のお墓がやっとできてその会に呼ばれたことがあるのですが友人のお母さんは熱心なクリスチャンでお墓
の周りで教会の方々の讃美歌を聞きながら献花することを体験したことがあります。
友人は女の子だったのでお墓はピンクで外国のお墓のような形をしていました。
まとめ
突然のことに備えて黒いストッキングやネクタイは、あらかじめ用意しておきたいですね。
キリスト教式は仏式とやり方は違っても故人を送るということは同じなので気持ちが大事だと思います。
キリスト教だからとめんどくさがらずに取り組みたいですね。
また、紹介した中にカトリックとプロテスタントでは微妙に違うこともあるようですが今書いたことを守れば失礼なことはないはずです。
急に人を亡くすことはとても悲しいことですが気持ちの区切りをつけるためにも葬式は欠かせないですよね。
家族の場合はバタバタしてしまいなかなか落ち着いて故人のことを考えるのは後日になるかもしれませんがキリスト教式では夢を見るような感じで故人を送り出すのかもし
れません。
最後に、もし参加できなかった場合の弔電ですがキリスト教式の場合は「供養」「成仏」「冥福」が、NGワードだそうです。
弔電を打つ場合も、気を付けたいものです。