【大学院の入学辞退届について】
大学院の入学辞退届は、複数の大学の大学院を受験していくつか合格した場合に提出する必要があります。
今回は「大学院の入学辞退届は必要?」「大学院の入学辞退届の書き方」「例文の紹介」について解説していきます。
【大学院の入学辞退届は必要?】
基本的には大学を受験する時に多くの人は滑り止めの学校も受けるかと思います。
そして滑り止めの学校の合否の方が先に分かった場合、入学金などの手続きを期間内にしないと辞退したものとみなされてしまい、入学金を支払うことがほとんどです。
入学辞退届というのは、学校との金銭的なやり取り(入学金など)があった場合に必要とされています。
ですので、大学の場合は複数の学校を受ける人がほとんどなので、入学辞退届の提出が必要となってきます。
しかし、大学院の場合は合否が秋ごろに決まることが多く、入学手続きも早く済ませる傾向です。通っていた大学でそのまま大学院に進学するケースもあれば、他の大学の大学院も受けて受かればそちらに行くこともあるかと思います。
もし、どちらも受かった場合にはどちらかに辞退届の提出が必要です。その場合は自身で入学辞退届の準備をする必要があります。
そして辞退を決めたならば、なるべく早く送るように心掛けましょう。
似た専攻の別の大学院に進学した場合、学会などで辞退先の教授と関わる可能性は低くありません。
辞退をギリギリにしてしまうと印象が悪くなってしまう可能性もあるので早い手続きをオススメします。
【大学院の入学辞退届の書き方】
では、大学院に入学辞退届を出さなければいけない場合、どうのような手順で手続きをしていけばいいのでしょうか。
まずは入学辞退届の提出をする大学院のホームページを確認しましょう。ホームページに入学辞退届のテンプレートを用意してくれている学校もあります。もし、テンプレートがあるようであればダウンロード印刷して使用しましょう。
テンプレートが準備されていない場合は自身で入学辞退届を作成します。
自身で作成する場合、縦書き横書きどちらでも大丈夫です。書きやすい方を選びましょう。
手書きが苦手な方はパソコンで作成しても良いです。手書きにこだわらなくても大丈夫です。それよりも相手が欲しい情報をきっちり記入することが大切です。手書きの場合は読みやすい字で書きましょう。
郵送する際の封筒の大きさも気になるポイントですよね。A4の書類を三つ折りにして長3封筒に入れて郵送する形で問題ないです。
学校によっては「簡易書留」でないと受け付けてくれないところがあるようなので、十分に確認をして下さいね。
そして、封筒の左下に「入学辞退届在中」と書きましょう。
締切間近の場合は郵直接学校へ持参しましょう。
現在はインターネット時代なので、必ずしも文書で描いて郵送をしないといけないといったルールもないです。
メールで同じような文章を入力しておくっても悪くはないでしょう。
しかし、学校によって取り決めがある可能性があるのでしっかり確認をしたうえで手続きを進めていきましょう。
【例文の紹介】
では、テンプレートが準備されていない場合どのように書けば良いのでしょうか。
こちらでは例文を紹介してきます。
<例文1>
入学辞退届
〇〇大学院△△校長殿
令和〇年〇月〇日
拝啓 時下貴学におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度は、合格通知をいただき、大変光栄に存じます。
誠に勝手ながら、貴学から合格の通知をいただきましたが、辞退させていただきたくご連絡いたしました。もともと第一志望でありました大学院に合格が決まり、そちらに進学をする予定です。
お手数をお掛けして大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いします。
氏名 あなたの名前をフルネームで
住所
電話番号
末筆ながら、貴学のますますのご発展をお祈り申し上げます。
敬具
<例文2>
入学辞退届
〇〇大学院△△校長殿
令和〇年〇月〇日
この度は合格通知を賜りまして大変光栄に存じます。
しかしながら、一身上の都合によりご辞退させていただきたく思います。
宜しくご理解いただきますようお願い致します。
氏名 あなたの名前をフルネームで
住所
電話番号
例文1は丁寧な書き方で理由についても述べた内容になっていて、例文2は端的でコンパクトにまとめた書き方となっています。
どちらでも事足りますので、問題はないかと思いますが、丁寧なのはきちんと偽りなく理由を記載しておくことかと思います。
ですので、例文1をオススメします。
【終わりに】
今回は「大学院の入学辞退届は必要?」「大学院の入学辞退届の書き方」「例文の紹介」について解説しました。
大学院への辞退届の書き方は、紹介した例文でなければならないということはありません。しかし、ある程度のテンプレートを参考にすると書きやすいかと思います。
そして何より、「辞退する理由を伝え、誠意をもって書くこと」が大切になります。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。