デュピクセント 保険適用になったアトピーの新薬について

昨年10月、アトピーの新薬が保険適用になりました。どのような薬か紹介していきたいと思います。

1、アトピーとは?

そもそも、アトピーとはどんな病気かと言いますと、体中がかゆくなる病気、で全身をかきむしってしまい、血まみれ、傷だらけになり、夜もまともに眠れない。そんな病気です。個人差はありますが、小さいころからアトピーを発症しますが、半分以上の方は成人するまでに治まるようです。ただ、成人になってもアトピーが治らない、中程度から重症のアトピーの方もかなりいらっしゃいます。

2、治療法は?アトピー治療とは

アトピーに対しては、かゆみを抑えるステロイド軟こうをシップするのが基本治療になります。しかし、薬を塗ってからしばらくすると、かゆみはおさまりますが、時間がたつと、かゆみがもどります。つまり、根本的な治療ではなく、対症療法になります。アトピーが重症の患者さんは、小さいころから毎日ステロイドを塗り続け、大人になっても治らず、ステロイドなんて塗っても意味がないじゃないか、となり、脱ステロイド療法、民間治療などに頼るようになります。結果治ったという話は残念ながらあまり聞かれません。

3、病気のもとは?

アトピーの原因は、アレルギー反応だと言われています。ほこり、ダニ、ハウスダスト、汗による刺激、また食物アレルギーも関係するのではないか?等研究が様々行われていますが、そもそもアレルギーに対する根本治療薬というものがまだこの世にはありません。とても多くの方が、アトピー、喘息、花粉症に悩まされているわけです。ちなみに、アレルギー反応というのは、本来体には害のない物質が体内に入った場合に、なぜか免疫反応が強まり、炎症を起こしてしまう、簡単に言うと、そういう状態が起こっている病態のことを言います。

4、ではデュピクセントとはどのようなものなのか

そんなアトピー患者の方々の期待を受けて誕生したのが、バイオ医療、クローン技術を応用して生まれた、デュピクセントという、注射のお薬です。2週間に1回注射をするだけです。海外では、アトピー治療に対する効果が非常に高く、日本でもいつになったら保険適用になるのか待ち望まれていました。そもそも、バイオ医療というのはとても高額なもので、保険がきかなければ、なかなか一般の方は利用できない状況があります。

5、お値段は?

肝心のお値段ですが、注射一本、自己負担額が3割でも2万5千円ほどします。つまり、月に5万円アトピーにお金がかかるわけです。しかし、日本には高額医療費助成制度というのがあり、うまく利用すると、かなりの額が返ってくるようです。

6、効果は?

まだ日本国内で流通が始まってから、1年足らずで、自分から情報を求めて行動を起こさなければ、アトピー患者の皆さんの方がこの治療方法を知ることはできていないと思われます。しかし、効果はかなり高いようです。実際、外出するのもなかなかできないようなアトピーの重症患者さんが、アトピーがデュピクセントでよくなったという話は、たくさん聞かれるようになってきました。本来であれば、もっと安い価格で、アトピー患者の皆さんに薬がいきわたるのであれば、人類はアトピーを克服したともいえるかもしれません。ですが、実際はバイオ医療という事で、非常に高額な医療費がかかります。

まとめ

アトピー治療の最前線のお薬のお話でした。アトピー治療にはたくさんの方法があります。それだけ、何をやっても治らないという状況がずっと続いてきたという事です。今回のデュピクセントはお値段は高いですが、アトピー患者に対する一筋の光であることは間違いありません。すべてのアトピー患者さんが寛解することを願ってやみません。

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