クラブサッカーにおける世界最高峰の大会であり、世界で最もレベルの高いサッカーの大会であるUEHAチャンピオンズリーグが今年も9月20日からスタート。来年の6月24日に開催される決勝まで、熱い闘いが続きます。
最近ではこうしたヨーロッパで開催されるスポーツの試合も、オンラインで観戦できるようになりました。ブックメーカーなどを使ってサッカー 賭けをしながら楽しむファンも増えてきていると言われています。サッカーファンにはおなじみのチャンピオンズリーグですが、日本では一般的には知名度はまだまだ。ここではそんな方のためにも、チャンピオンズリーグについて詳しくご紹介していきます。
チャンピオンズリーグの歴史
チャンピオンズリーグは、1955-56シーズンに 『ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ』として初開催され、当初はヨーロッパの異なる国の16クラブが参加していました。その後、数シーズンをかけて 『ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ』は参加国と参加クラブを増やしていき、1960年までには32クラブが参加するようになりました。そして1992-93シーズンからは現在の名称に変更されることとなります。一時は32クラブが8グループ(1グループ4クラブ)に分けられてグループステージを戦ったあと、16クラブが4グループ(1グループ4クラブ)の2次グループステージへ進出するというフォーマットが採用されていましたが、2003-04シーズンに新フォーマットが採用されてからは現在までほぼ変更されていません。
グループステージ
2023‐24シーズンには78クラブの参加が決まっています。
グループステージ出場枠は32ですが、自国リーグの前シーズンで上位成績を収めた26クラブがグループステージ出場権を自動的に獲得します。そして、78クラブからこの26クラブを引いた52クラブが、6つのグループステージ出場枠を目指して夏の予選を戦うことになります。予選が終了して32クラブが出揃うと、次は8クラブずつの4ポットに振り分けられます。前回CL王者、ヨーロッパリーグ王者、UEFAカントリーランキング(国内リーグのランク付け)6位までがポット1に入り、ポット2〜4まではUEFAランキング(UEFA係数)によって振り分けられることになります。
こうしてグループステージに進出したクラブはそれぞれ計6試合を戦うことになります。このグループステージでは、勝てば3、負ければ0、引き分けなら1の勝ち点を獲得でき、各グループの上位2チームが決勝トーナメントへ進出できるのです。
決勝トーナメント
決勝トーナメントでは、ベスト16の前に抽選が行われて首位チームが他のグループの2位チームと対戦する8カードが決まります。ただし、ここでは同じグループや同じ国同士の対戦にならないように配慮がなされています。ホーム&アウェイ形式の2試合で勝ち点の多いクラブが勝者になる勝ち抜き戦となりますが、勝ち点で並び、通算得点でも並んでいる場合は、前後半15分の延長戦が行われ、それでも決まらない場合はPK戦が行われます。このフォーマットはベスト16、ベスト8(準々決勝)、準決勝でも採用されています。ベスト16が終わると、ベスト8と準決勝の抽選が再び行われます。ここから先は同じグループや同じ国同士での対戦も可能になってきます。ベスト8と準決勝も、ベスト16と同じようにホーム&アウェイ形式で行われ、勝ち点が多いクラブが次へ進出します。
決勝
実はチャンピオンズリーグの決勝の開催地は数年前に決まることが多いので、偶然にも決勝へ進出したクラブのホームスタジアムになってしまう時もあります。直近の例では2011-12シーズンで、決勝のバイエルン・ミュンヘン対チェルシーがバイエルン・ミュンヘンのホームスタジアム、アリアンツ・アレーナで開催されました。決勝トーナメントの他の試合とは異なり、決勝は一発勝負となります。前後半45分で決着がつかなかった場合は、前後半15分の延長戦が開催され、それでも決着がつかなかった場合はPK戦に突入します。
日本人選手も出場
今シーズンでは国際舞台で活躍する日本人選手の出場も決まっています。現在イギリスのアーセナルに所属し、欧州挑戦6年目を迎えた日本が世界に誇るディフェンダー・冨安健洋選手をはじめ、スペインのレアル・ソシエダで活躍する久保建英選手、オランダ・フェイエノールトの上田綺世選手などがヨーロッパの最高峰の舞台でプレイします。