2008年10月期にTBSで放送された「流星の絆」を覚えていますか?ラーゲリより愛を込めて キャストでもある二宮和也さんが主演を務め、話題となりました。今回はそんな流星の絆 ネタバレやあらすじ、キャストについて紹介していきます。
ドラマ『流星の絆』
ドラマ「流星の絆」は東野圭吾さんのミステリー小説を原作に2008年10月から放送されました。脚本は人気脚本家の宮藤官九郎さんが手掛けています。ドラマでは、ミステリー要素だけでなくコミカルな演出も加わり話題を集めました。
- 放送期間:2008年10月17日~12月19日
- 放送回数:全10話
出演者
- 有明 功一(二宮 和也)
- 有明 泰輔(錦戸 亮)
- 有明 静奈(戸田 恵梨香)
- 戸神 行成(要 潤)
- 戸神 政行(柄本 明)
- 萩村 信二(設楽 統)
- 柏原 康孝(三浦 友和)
流星の絆 ネタバレ・あらすじ
14年前、小学生だった功一・泰輔・静奈の三兄妹は夜中に家を抜け出しペルセウス流星群を見に行きました。しかし、雨が降ってきたため自宅に帰ると功一は両親が殺害されているのを発見してしまいます。その頃、泰輔は裏口から出てきた犯人を目撃していました。
警察に通報し、駆けつけた柏原と萩原の2人が事件を担当することになりました。犯人が忘れていったと思われる傘はあったものの指紋は検出されず、手がかりは掴めないまま時は過ぎていきました。
事件から14年後
14年の月日が経ち、時効が近づいていました。そんなとき、静奈は詐欺の被害にあってしまいます。このことがきっかけとなり、3人は詐欺をはたらくようになりました。ターゲットの1人である「とがみ亭」の御曹司である行成に近づいた3人は、行成の父親(政行)に遭遇します。すると、事件当日に犯人の顔を見ていた泰輔が犯人にそっくりだと言い出しました。「とがみ亭」名物のハヤシライスの味も、亡くなった父が作ってくれていた味にそっくりだったことから3人は政行が両親を殺害しレシピを盗んだ犯人だと確信します。
DNA検査でわかった真実
14年も前に目撃した犯人と政行が似ているという情報だけでは警察を動かすことができないと考え、3人は証拠を捏造することにしました。静奈は戸神家にハヤシライスのレシピを紛れ込ませますが、行成に見つかってしまいます。事情を聞いた行成は父親の無実を証明するため、協力することになりました。その頃、捏造された証拠をもとに、警察が戸神家へ訪れ、DNA検査をすると事件の日、犯人が忘れた傘のDNAが一致したのです。政行は事件の日に有明夫妻を訪ねたことを話しました。
事件の真相
14年前、政行は金銭に困っていた有明夫妻から「レシピを買わないか?」という話を持ち掛けられ取りに行ったと言います。しかし、そのときすでに有明夫妻は殺害されており慌ててレシピを持ち去ったと話しました。そのとき自分の傘と間違えて犯人の傘を持って帰ってしまったと言い、その傘を警察へ差し出しました。そして警察署へ持ち帰ろうとする柏原を功一が引き止め事件当日の様子を話し出しました。
殺害の動機は?
功一は事件当日、現場に駆け付けた柏原が傘でゴルフの素振りをしているのを目撃していました。政行が証拠として差し出した傘にも地面をすったような跡があったのです。犯人が忘れていった傘から指紋が拭き取られていたのは、事件現場に誰よりも早く着いていた柏原なら可能だと考えました。功一の話を聞いた柏原は、以前借金があり、有明夫妻と金銭関係で揉めたすえ殺害してしまったと告白します。柏原は拳銃を取り出し自殺を図ろうとしましたが、功一が「あんたには生きてもらう。生きて俺たちがどう生きるのか見届けてもらう」と言い、銃を投げ捨てました。こうして14年前の事件は1番親身になってくれていた警察が犯人だったという悲しい結末に終わりました。
事件解決後
事件は解決しましたが、3兄妹は数々の詐欺をはたらいたため自主することを決めます。静奈も自首すると言うだろうと考えた功一は、戸神に静奈を説得してくれるよう頼みました。詐欺の計画をたてていた功一は2年の服役、泰輔は執行猶予となります。有明夫妻が営んでいた「アリアケ」のお店は戸神家が買い取ってくれ、再び洋食屋をオープンさせることとなりました。そして出所した功一が準備に加わり、店は無事にオープンし大繁盛しました。
まとめ
信頼していた身近な人物が犯人だったという予想を裏切る結末を迎えます。犯人にたどり着くまでの過程は気になる展開も多く、見どころの多いドラマです。また、一見シリアスなドラマのようですが、有明3兄妹のやりとりなどコミカルな要素も多いです。見たことのない方も是非一度見てみてくださいね。